環境問題とブランド力

環境
政府・業界、石炭「廃止」回避に安堵 COP26、日本存在感低下の懸念:時事ドットコム
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で採択された成果文書「グラスゴー気候合意」は、温室効果ガス排出削減対策を講じていない石炭火力発電について、当初案の「廃止」から「削減」に表現が後退した。電源の3割を石炭火力発電に依存する日本の政府や電力業界には安堵(あんど)が広がった。ただ、「脱石炭」の方向性が示さ...

環境問題は利害関係なしで客観的な立場からの意見を見つけるのが難しい。それも当然で、「環境問題は解決しました」となれば環境問題の研究をされている方の多くは廃業の危機である。逆に深刻になればなるほど研究費の調達も容易になるだろう。

各国の二酸化炭素の排出量をどのように比較するかも難しい。国全体の排出量か、国民一人当たりか、GDP1ドル当たりかなど。ちなみに一人当たりの排出量は、日本とドイツとではほとんど同じである。

3-2 世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(2018年) | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター
世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(2018年) 出典) EDMC/エネルギー・経済統計要覧2021年版 世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(2018年) 国名国別排出量比*一人当たり排出量*中国28.46.8アメリカ14.715....

資料を探すなかで、多少なりとも納得できそうな記事があったので、せひ、ご覧いただきたい。「原子力産業新聞」に市川眞一さんが寄稿している。社名は公平性に疑義をいだかせるようなものだが、原子力発電は再生可能エネルギーと必ずしも親和性が低いというわけでもないので、思ったより一方的な見方にはなっていないのかもしれない。市川さんは、データに基づいて論理的に論を進められていると思う。

日本人から見てもドイツは環境先進国に見えるだろう。しかしそれはイメージによる部分が大きいのではないか。これからは、国も企業もイメージ、ブランド力を向上させる方法を徹底的に研究していく必要がある。どれだけ論理的に、データを元に説明を重ねてもなかなか人の心には響かない。

世の中にはイメージで物が売れるということが多くある。「ドイツ車」といえば、優秀な工業製品という印象があり、高価であるがYoutubeにアップロードされているドイツ車の修理の様子を見ると、認識を新たにさせる。国内に目を移しても、トヨタの高級車ブランドである「レクサス」は、品質も違うようだが、ブランド力は他のトヨタディーラーとは段違いで、成功した例と言えるだろう。

国も企業も、質実剛健を追い求め、浮華虚飾と言わずに、ぜひブランド力を高める研究を早急に進めてほしい。

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